【6月13日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、第114回全米オープン選手権(2014 US Open Championship)は12日、米ノースカロライナ(North Carolina)州パインハースト(Pinehurst)のパインハースト・リゾート・アンド・カントリークラブ(Pinehurst Resort & Country Club)で開幕し、松山英樹(Hideki Matsuyama)は首位と4打差の6位タイ発進した。

 松山をはじめ同組の若手3選手が、それぞれの持ち味を発揮して上位につけた。

 約2週間前のザ・メモリアルトーナメント(The Memorial Tournament 2014)を制した22歳の松山、第78回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2014)で2位に入った20歳のジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は、ともに1アンダーで2位グループに1打差の6位タイに並んだ。

 また、1999年大会覇者の故ペイン・スチュワート(Payne Stewart)氏に敬意を表し、この日は同氏のトレードマークであるニッカーボッカー姿で登場したリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)は、イーブンパーで初のメジャータイトル獲得に向けて好発進した。

 バックナインからスタートした同組では、松山がパー5の10番ホールでいきなりバーディーを奪った。16番と後半の折り返し直後に2連続ボギーをたたいたが、最後の8番を含めて終盤の5ホールで3つのバーディーを記録した。

 松山は通訳を介して、「8番でのバーディーは、この日最高のショットでした。今日はパットが自分の強みでした」とコメントした。

「ここは本当に厳しい難関コースです。コースの起伏が激しく、グリーンのパーオンが難しかった。明日も1打ずつ全力を尽くします」

 世界ランキング13位の松山は、同組の若手スター選手たちとともに注目を浴びるのを楽しんだ。

 松山は、「2人と一緒に回って素晴らしい時間が過ごせました」と語り、「リッキーの調子が良かったです。ティーからグリーンまで完璧でした。普段よりパット数も多くなく、堅実なプレーをしていました」と続けた。(c)AFP/Jim SLATER