【6月12日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ザ・メモリアルトーナメント(The Memorial Tournament 2014)で初優勝を飾った松山英樹(Hideki Matsuyama)が、第114回全米オープン選手権(2014 US Open Championship)の開幕が迫ったパインハースト(Pinehurst)で、ライバルたちの注目と関心を集めている。

 ザ・メモリアルトーナメント最終日、松山は最終18番でバーディーを奪ってプレーオフに持ち込むと、迎えたプレーオフ1ホール目でパーをセーブし、ケビン・ナ(Kevin Na、米国)を退けて初優勝を飾った。

 松山は優勝後に「次の目標はメジャーで勝つこと。ここで勝った自信をそのままつなげていきたい」とコメントしている。

 全米オープンで、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth)、リッキー・ファウラー(Rickie Fowler)という米国の若手2人と同組となった22歳の松山は、初日は午前にバックナインからスタートする。

 スピースは松山について、「信じられない選手だ。2週間前の大会はみんな見てたよ。彼はすべてを持ってる。一緒にラウンドするのが楽しみだ」と語った。

 世界ランキングでも13位へ浮上した松山としては、2010年にメモリアルトーナメントで米国ツアー初勝利を挙げ、昨年の全米オープン(2013 US Open Championship)でメジャー初制覇を果たしたジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)と同じ階段を上りたいところだ。

 そのローズは「18番でバーディーを奪ってプレーオフに持ち込んだところが、性格を表している。このまま素晴らしい実績を残し、メジャーで勝つチャンスが十分にある」とコメントした。

 松山はすでに、メジャーの重圧をものともしないところを見せており、今週の全米オープンと似た条件だった前年の全英オープン(The 142nd Open Championship)では6位タイに入った。