【6月12日 AFP】米大リーグ(MLB)、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)のダルビッシュ有(Yu Darvish)は11日、マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)戦に先発登板し、大リーグ移籍後では初となる完投、完封勝利を挙げた。試合はレンジャーズが6-0で勝利し、連敗を4で止めた。

 ダルビッシュは単打のみの被安打6、10奪三振、3四球で4連勝を飾り、成績を7勝2敗に伸ばした。

 8回には3者連続三振を奪ったダルビッシュはすでに107球を投げていたが、9回のマウンドに上がると、先頭のジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)を単打で塁に出しながらも、続くケーシー・マギー(Casey McGehee)を内野ゴロ併殺に切って取った。

 最後はギャレット・ジョーンズ(Garrett Jones)を空振り三振に仕留め、大リーグでの初完投をものにした。

 ダルビッシュは、この日まで先発した5試合で続けて最低でも7回を投げるという、今季のア・リーグでは最長の記録を作っていた。

 11安打を放ったレンジャーズの打線では、秋信守(Shin-Soo Choo、チュ・シンス)が4打数2安打で1得点4打点、エルビス・アンドラス(Elvis Andrus)が3安打を記録した。

 一方のマーリンズは、前日行われたレンジャーズ戦での8-5の勝利を含めてインターリーグ13連勝と流れに乗っており、MLB記録にあと1勝と迫っていたが、先発のジェイコブ・ターナー(Jacob Turner)が序盤に打ち込まれ、打線もダルビッシュに封じ込まれた。

 ターナーは6安打で5失点を喫し、4回には打球を右腰付近に受けると、その回は投げ切ったが続く5回のマウンドに姿を見せることはなかった。(c)AFP