■ユニークな各国代表のユニホーム

 ユニホームは、大きな金が動くビジネスでもある。

 大会が始まれば、ファンは応援する国のユニホームをこぞって着用する。決勝に勝ち残ったチームのレプリカユニホームは約1000万枚売れると見込まれており、チームが大会で勝ち残るほど、サプライヤーにとっても有利ということだ。

 今大会では、ナイキ、アディダス、プーマ(Puma)の三大サプライヤーのほかに、バーダ(Burrda)、ウールシュポルト(Uhlsport)、ホマ(Joma)、マラソン(Marathon)、ロット(Lotto)という、あまり知られていないメーカーも名を連ねる。

 ナイキは、アディダスを1チーム上回る10チームと契約しており、プーマ(Puma)は、イタリアの他にアルジェリア、カメルーン、ガーナ、コートジボワールというアフリカの4チームを含む計8チームにユニホームを提供している。

 開催国のブラジルは、自国のサポーターの前で惜しくもタイトルを逃した1950年大会以降、黄色と緑のジャージーと青のパンツという、同国代表の象徴とも言えるユニホームを着用している。ブラジル代表は、ユニホームが新しくなった1958年、W杯初優勝を果たした。

 アルゼンチンのホームユニホームは、もう1世紀近くも水色と白のストライプから変わっておらず、イングランドの白のユニホームは、60年以上にわたり進化を続けている。

 赤のV字が入ったドイツ代表のユニホームは、同国が優勝を飾った1990年W杯イタリア大会のものを思わせる。

 ダークレッドを基調に、金色のアディダスのストライプが入ったロシア代表のユニホームは、宇宙開発競争が行われていた時代へ立ち返るもので、1961年に史上初の有人宇宙飛行者となったユーリ・ガガーリン(Yuri Gagarin)の言葉「さあ、行こう」がプリントされている。(c)AFP/Emmeline MOORE