【6月4日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を控えるポルトガル代表が3日、エースのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の状態を案じつつ、米ニュージャージー(New Jersey)州フローラムパーク(Florham Park)でトレーニングに臨んだ。

 W杯開幕が迫る中、2013年の世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」を受賞したロナウドは、自身の故障に関する悪い知らせを受けた。

 ポルトガル・サッカー協会(Portuguese Football FederationFPF)は報告書の中で、ロナウドが「左太もも裏側の筋損傷と、左脚の膝蓋腱炎(しつがいけんえん)を負っている」と明かし、同時にラウル・メイレレス(Raul Meireles)、ペペ(Pepe)、ベト(Antonio Alberto Bastos Pimparel 'Beto')の状態についても触れている。

 12日の開幕をできるだけ良い状態で迎えるため、故障を抱えた4選手は、豪雨に見舞われたニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)のトレーニング施設で別メニューをこなした。

 ポルトガル代表は、ロナウドがシーズン終盤から太ももに故障を抱えていることを明らかにしていたが、それが膝蓋腱炎であることを発表するのはこれが初めてだった。

 W杯本大会でグループGのポルトガルは、16日にサルバドール(Salvador)で迎えるドイツとの初戦を皮切りに、その1週間後にはマナウス(Manaus)で米国と、26日にはブラジリア(Brasilia)でガーナと対戦する。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でプレーするナニ(Luis Cunha aka Nani)は、報道陣に対し、「クリスティアーノがプレーできるよう、順調に回復していることを願うよ。そしてチームに力を貸してほしい」と話した。

 ポルトガル代表チームは、ニューヨーク(New York)に程近いニューアーク(Newark)の空港で、数百人のファンに出迎えられた。

 ナニは、ロナウドについて「大丈夫さ、本人も心配していない。正しい方向に進んでいる」と付け加えた。

 米国滞在中、ポルトガル代表は親善試合を2試合行うことになっている。(c)AFP/Mariano Andrade