【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2014)で、女子シングルス準決勝進出を決めたマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が、自身とティーバッグを比較したアンディ・マレー(Andy Murray、英国)の母親によるつぶやきに困惑する珍事が起きた。

 シャラポワは、3日に行われた準々決勝でスペインのガブリネ・ムグルサ(Garbine Muguruza)を下し、ローラン・ギャロス・スタジアム(Stade Roland Garros)で4大会連続5度目の4強入りを決めた。

 しかし、元世界ランク1位のシャラポワは試合後、準決勝で対戦するユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)についてコメントする前に、ジュディ・マレー(Judy Murray)さんの比喩を用いた褒め言葉に対する感想を述べなければならなかった。

 ジュディさんは、「シャラポワは、まるでティーバッグのよう。熱いお湯に入れると、どれだけ強いかが分かる」と、自身のツイッター(Twitter)でつぶやいた。

 記者会見に臨んだシャラポワは、「ごめんなさい。ジュディ・マレーさんを知らないのですが」と話し始めると、「お茶はよく飲みますが、彼女が言うところの意味がよく分かりません」と困惑の表情を浮かべた。

 その後、言葉の意味を説明されたシャラポワは、適切な言い回しを選んだウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)王者の母親を称賛した。

「素晴らしいわ。なんて創造的なの。きっと違う言い方もできたのでしょうが、彼女は英国風に例えたのね」

(c)AFP