【6月2日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2014)は1日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-1、6-4、6-1で第13シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)に快勝し、準々決勝へ進出した。

 全仏のタイトルを獲得し、男子では史上8人目となるキャリアグランドスラムを達成したいジョコビッチは、距離感とタイミングがつかめず苦戦するツォンガを尻目に、難なく試合を制した。

 対戦カードにツォンガの名前が挙がる前から、4回戦を心待ちにしていたジョコビッチは、最初の5ゲームを奪って勢いに乗る。

 ジョコビッチが第2セットの序盤で2度のブレークを奪うと、パリジェンヌの期待とは裏腹に、地元出身のツォンガが敗退することは傍目にも明らかだった。

 試合を終えたジョコビッチは、「僕にとって非常に良い試合だった。チームと戦術を立て、周到な準備をしていたんだ」と語った。

「序盤からインテンシティー(激しさ)とクオリティー(質)を発揮できたし、今日の試合にはとても満足している」

「僕たちにとっての最高峰であるグランドスラムに臨むときは、最高のテニスをしたいと思って気持ちが高まるんだ。来週にかけてこれが持続すればいいな」

 ジョコビッチは、準々決勝で第8シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と対戦する。先月行われたイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2014)の準決勝で、直接対決を果たした両者だが、ここではジョコビッチがラオニッチを下している。(c)AFP