ドイツで広がる自家発電、産業界では20%にも
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■電力分散化
ドイツは、2011年の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故を受け、原発の廃止を決断した。以後、ドイツの野心的なエネルギー転換計画は加速しており、「自家発電」はこの転換計画の鍵となる「電力の分散化」を助けるものだ。
家庭の自家発電のシェアは、ドイツの総消費電力量の0.5%ほどのシェアとはいえ、2011年から12年にかけて倍以上伸びている。
ドイツ第3位のエネルギー会社EnBWのトーマス・クスタラー(Thomas Kusterer)最高経営責任者(CEO)は、既存の電力会社にとっては新たな競争相手の出現でもあるが、一方で電力会社がアドバイスや技術的解決を提供する「サービスプロバイダーになる」機会でもあると語った。(c)AFP/Mathilde RICHTER