【5月28日 AFP】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)によると、米国勢調査局(US Census Bureau)は、同性婚をしたカップルを「家族」として統計の対象に含める方針を固めた。同性婚を認める州が増加の一途をたどる米社会の変化を反映した形だ。

 同性婚カップルはこれまで、たとえ既婚であると申告しても「未婚」として数えられていた。

 だが、同紙の26日の報道によると、米国勢調査局は9月に発表する今年の国勢調査で、同性の配偶者同士を「家族」として初めて分類するという。

 現在米国では5600万世帯が「家族」として登録されているが、前回2012年の国勢調査では同性婚カップルの数はわずか18万2000組であったため、今回分類の方法が変更されてもその数が大幅に増えることはないとみられる。

 米国では最近、ペンシルベニア(Pennsylvania)、オレゴン(Oregon)、アイダホ(Idaho)の3州で同性婚を解禁する判決が出されたため、同性婚は18州と首都ワシントン D.C.(Washington D.C.)で可能となっている。(c)AFP