■声を上げる過去の被害者ら

 これまでも米国では、カリフォルニア州サウス・レーク・タホー(South Lake Tahoe)でジェイシー・デュガード(Jaycee Dugard)さんが1991年に11歳で誘拐され、その後18年間監禁された事件や、2002年6月にユタ(Utah)州ソルトレークシティー(Salt Lake City)で、エリザベス・スマート(Elizabeth Smart)さんが9か月にわたって監禁された事件などが発生している。

 ナイトさんは、米CNNテレビのインタビューで、一時は泣き崩れながらも、今回の事件の被害者に疑問の目を向ける人々に対し、「あなたたちは、彼女の人生を機能させなくしたり、きちんと癒やされないようにしている」「自ら進み出たり、声を上げたりすることを人々に思いとどまらせている。そういうばかげたたわ言を発することで、人々に虐待を我慢させている」と厳しく批判した。

 またスマートさんも今回の被害者に対して、批判や疑いの声を無視するよう助言している。

「興味本位で『なぜ脱出しなかったの?なぜ逃げ出さなかったの?』と思うのはとても簡単」

「でも、その疑問を投げかけないことが本当に大切。なぜなら、被害者たちが聞く言葉は『何かすべきだった』とか『長い間失踪していたのは自業自得』といったものばかりだから」

「そしてこれは、彼女たちが今耳にする必要がないことです」

(c)AFP