「なぜ逃げなかった?」 米誘拐事件への疑念、監禁被害者らが反論
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■2回脱出を試みる
ロサンゼルス南東部サンタアナ(Santa Ana)の警察関係者によると、女性は過去に2回脱出を試みたものの、被告に連れ戻され、罰として暴行を受けたという。
だが、女性が監禁されていたとされるロサンゼルス郊外ベルガーデンズ(Bell Gardens)に押し寄せた記者に対し、困惑する地元住民らからは、警察の説明とは矛盾するような証言が寄せられている。
報道によると、女性は自分の車を持ち、子どもを託児所に送り迎えしていた。また女性とガルシア被告は近所では「幸せな夫婦」として知られ、一緒にパーティーにも参加していたとされる。
被告の弁護士は地元紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)に対し、「一家と関わりを持つほぼ全員が、これらの主張は信じがたいと話している」「自分の車を持ち、仕事をして生活していた。なぜこれほど長い時間待ち続けたのか、理解に苦しむ。なぜ今になって訴え出たのか」と語った。
身元は公表されていないものの、隣人らが「ローラ」と呼ぶこの女性は、今年4月に交流サイトのフェイスブック(Facebook)を通じて自分の姉妹に誘拐後初めて連絡を取り、家族と再会した後、警察署に出向いた。
警察によると、被告は女性に対してこの10年間、家族は女性を探していない、警察に連絡すれば出身地のメキシコに送還されるかもしれないと脅していたという。
一部の人々は、誘拐被害者がひどい虐待を受けながらも犯人に共感を持つようになる「ストックホルム症候群(Stockholm Syndrome)」という状態になっていた可能性を指摘している。