■シメオネ監督「努力が結実した」

 創設から111年目を迎え、これまでで最高の結果を手にしているアトレティコは、クラブ史上2度目となるチャンピオンズリーグ決勝の舞台でも、どうにかしてレアルを倒さなければならない。

 ロヒブランコ(赤と白)のユニホームに身を包むアトレティコが、ここ数年で驚くべき成功を収めている大きな要因はディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督の存在になるが、アルゼンチン出身の同監督は、欧州を代表するビッグクラブと比べ、金銭的なデメリットを抱えるアトレティコの選手たちが示した努力を称賛している。

 シメオネ監督は、「今シーズンは、3年近くにわたる努力が結実した」と語った。

「前線からGKに至るまで、チームは成功するために、強さを発揮するために、どのようにプレーすべきか自覚している。そして、抱えている弱点については、それを相手に見せないように隠す努力をしている」

 アトレティコがリーグ優勝を果たした際には、マドリード(Madrid)の中心街には約20万人のファンが祝福に集まったと伝えられているが、チャンピオンズリーグの栄冠を手にすれば、ポルトガルの国境には、さらに多くの群衆が詰めかけるに違いない。

 シメオネ監督は、ファンもチーム一丸の精神を共有していると考えている。

「レアル・マドリードのような強豪チームと、アトレティコ・マドリードのような闘志あふれるチームが、1つの都市を共有していることは素晴らしいことだ」

「両クラブの特徴は、社会的観点からみても、違いはないはずだ。どちらのチームも、持っている武器を自由自在に使っている。どちらを応援しようとも、素晴らしい戦いになる」

 アトレティコは、トルコ代表のアルダ・トゥラン(Arda Turan)の状態についても不安を抱えている。腰を痛めているトゥランは、FCバルセロナ(FC Barcelona)と1-1で引き分けてリーグ優勝を決めた17日の試合を欠場を余儀しているが、先発できるまで十分に回復していなくても、途中出場できる可能性はある。(c)AFP/Kieran CANNING