1度の撮影でベルリンの一世紀を記録、100年後に展覧会
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【5月20日 AFP】写真は一瞬を捉えるものだが、もし一枚の画像が一世紀すべてを捉えたとしたら、そこには一体何が写るのだろうか?
米サンフランシスコ(San Francisco)とイタリアを拠点に活動している、アメリカのコンセプチュアルアーティスト、ジョナソン・キーツ(Jonathon Keats)氏(42)は、こうした疑問に答えるべく日々「思考実験」に取り組んでいる。
キーツ氏はこのたび、超長時間露光が可能なピンホールカメラを使って、今後100年間のベルリン(Berlin)の都市風景の移り変わりを捉えるプロジェクトを開始した。
同氏は今週、小型のピンホールカメラを市内の「戦略的な場所」に設置してくれる人100人を募集した。また作品をより面白くさせるため、協力者には「写真版タイムカプセル」の隠し場所を口外せず、高齢者になってから初めてその場所を子供たちに教えるよう説明し、そのこどもが成人した後にカメラを回収してもらいたいとした。
100年後、このプロジェクトに関わっている市内のギャラリー「チーム・タイタニック(Team Titanic)」にカメラを返却すると、保証金10ユーロ(約1400円)がの返却され、撮影された写真の展示が行われる。
さらに、これらの写真を集めた展覧会「センチュリーカメラ(CenturyCamera)」の開催もすでに決定しており、2114年5月16日にオープニングが予定されているという。
「実験的な哲学者」を自称するキーツ氏は、この作品を通じて、まだ誕生していない未来の子供たちにカメラを託すことで、「今、下される決定」が未来に残すものを人々が思慮深く考えられるようになるかを検証したいとしている。
キーツ氏は、「これらの写真を最初に見るのは、まだ命の宿っていない子供たちだ。彼らは、私たちの下す全ての決定に影響を受けるが、彼らにはそれをどうすることもできない。私たちを監視する権利を持つ者がいるとすれば、それは私たちの子孫だろう」とコメントしている。(c)AFP/Kate Millar