【5月16日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するカメルーン代表サミュエル・エトー(Samuel Eto'o)が、自身の年齢を疑問視する発言をしていたジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督に対し、「愚か者」の烙印を押した。

 モウリーニョ監督は約2か月前、私的な会話の中でエトーが実際はもっと年齢が上なのではないかと発言し、論争を巻き起こした。

 コートジボワールのブアケ(Bouake)で開催されたユースの大会に姿をみせたエトーは、地元紙に対して「私は33歳だ。それを信じてもらわなければならないのは、愚か者が私のことを老人と呼んだからというわけではない」とコメントした。

 さらにエトーは、「若い選手よりも老人の方が優れていると思い知ったかもしれないね」と付け加えている。

 エトーが33歳の誕生日を迎える前の3月に、モウリーニョ監督はスイスのビジネスマンとの会話の中で、「問題は、チェルシーにストライカーがいないということだ。一人(エトーが)いるにはいるが、32歳だ。35歳かもしれない。どうなんだろうね」と語っていた。

 すると、モウリーニョ監督の発言が明らかになった後のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦で、エトーは得点を決めるとコーナーフラッグの近くでのろのろと動き、老人のふりをしてみせた。

「私の年齢に対する彼の発言とは対照的に、私はまだやれる。33歳だというのに、まだ状態がいいんだ」

「言っておきたいことは、米国か中東でプレーする気がないということだ。私はトップレベルを維持しているし、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の舞台で戦い続けたい。だけど、それがどこのクラブになるのかは教えられない」

「42歳までプレーした人(1994年W杯米国大会に出場したロジェ・ミラ(Roger Milla)氏)がいるので、あと2回はW杯に出場したい」

(c)AFP