【5月15日 AFP】ウクライナ暫定政権は14日、国家分裂を防ぐための円卓会議を開催し、同国東部で反乱を続ける親ロシア派武装勢力による「脅迫」には屈しないことを誓った。

 欧州諸国の指導者らは、ウクライナ暫定政権と親ロシア分離派の両者に対し、欧州安保協力機構(OSCE)が提唱するロードマップ(行程表)に従うよう呼び掛けており、同会議にも双方の代表を出席させるよう求めていたが、親露派の出席は認められなかった。

 オレクサンドル・トゥルチノフ(Oleksandr Turchynov)大統領代行は会議で、親露派が武装解除すれば暫定政権は交渉に応じる用意があるとした上で、「脅迫に屈するつもりはない」と宣言。「東部の人々に耳を傾ける用意はある。だが、彼らは銃撃や略奪、政府庁舎の占拠などをしてはならない」と述べた。(c)AFP