【5月14日 AFP】韓国政府は14日、墜落した無人機を新たに発見したと発表した。3月以降、韓国では3機の墜落した無人機が回収されており、韓国当局はいずれの機体も北朝鮮から飛来したと結論づけている。

 韓国国防省の高官によると、無人機はソウル(Seoul)南郊の丘に墜落したものとみられ、現場を通りがかった人に発見された。「近隣の軍部隊から現地に調査チームが派遣された」と同高官は述べた。この無人機がいつ墜落したのかについてはまだ分かっていない。

 韓国は3月と4月に北朝鮮との軍事境界線に近い内陸部と海沿いで3機の墜落した無人機を回収。先週、米専門家との合同調査の結果、3機全てが北朝鮮から飛来し、韓国の軍事施設上空を飛行するよう事前にプログラムされていたものであることを示す「決定的な証拠」を得たと発表していた。

 北朝鮮は無人機との関連性を否定し、韓国側が証拠を「捏造(ねつぞう)」したと非難している。(c)AFP