【5月12日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは11日、最終第38節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は2-0でウェストハム(West Ham)を下し、リーグ優勝を飾った。

 サミル・ナスリ(Samir Nasri)と主将ヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)の得点で勝利したマンチェスター・シティは、ここ3シーズンで2度目のリーグタイトルを獲得している。

 ホームでのリーグ最終戦を白星で飾ったマンチェスター・シティを率いるマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督は、プレミアリーグ初采配で優勝を手にした。チリ人指揮官にとっては、欧州国内リーグ戦で初のタイトルとなっている。

 キャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2013-14)王者のマンチェスター・シティは、しっかりとした足取りをみせた。タイトルを争うリバプール(Liverpool FC)が、本拠地でチェルシー(Chelsea)に敗れ、クリスタルパレス(Crystal Palace)戦では3点のリードをふいにし、ここ2週間つまずく中、ペジェグリーニ監督はうろたえずにチームの落ち着きを保ち、サム・アラーダイス(Sam Allardyce)監督率いるウェストハムに勝利した。

 本拠地アンフィールド(Anfield)で戦うリバプールがニューカッスル(Newcastle United)を追いかける展開となり、スタジアムを取り巻くプレッシャーはナスリが前半39分に先制点を挙げる前にすでに取り払われていた。これにより、マンチェスター・シティはウェストハムに敗れたとしても2011-12シーズンの最終戦で勝ち取ったタイトルを再び手にできる状況となっていた。

 しかしながら、先制ゴールを挙げるまでに75パーセントのボール支配率を記録したマンチェスター・シティが敗戦を喫することは起こりえそうにもなかった。(c)AFP/Ian Whittell