【5月12日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは11日、最終第38節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は2-1でカーディフ・シティ(Cardiff City)に勝利した。

 後半の3分間に2得点を挙げ、敵地で逆転勝利を挙げたチェルシーは、途中出場のアンドレ・シュールレ(Andre Schurrle)が決定的な仕事をした。

 ドイツ代表のシュールレは同点ゴールを決め、直後にはフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)の逆転ゴールを演出した。これでジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督の率いるチェルシーは3位を確定させ、無冠のシーズンを勝利で終えている。

 しかし、最終節を前にしたリーグ優勝の消滅、さらに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)の準決勝敗退と、失意のシーズン終盤を送っていたモウリーニョ監督にとっては、この勝利はほとんどなぐさめにならないだろう。

 監督自身も分かっている通り、来季も無冠に終わることがあれば、クラブのオーナーであるロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏が黙っているはずがない。

 一方、こちらも最終節を待たずに1年でチャンピオンシップ・リーグ(2部)降格が決まっていたカーディフは、これが現役最後の公式戦になることが濃厚なクレイグ・ベラミー(Craig Bellamy)が先制点を挙げた。

 現在までにリーグ記録となるプレミア7クラブで得点を挙げてきた34歳のベラミーは、カーディフとの契約が今夏までとなっており、報道によれば現役生活に幕を下ろすことを考えているという。

 両チームともすでにモチベーションにするものがないこともあってか、試合自体は低調だったが、ウェールズ代表としてもプレーしたベラミーが後半にベンチに下がる際には、本拠地のサポーターは大いに沸いた。(c)AFP/Brendan McLoughlin