【5月10日 AFP】南スーダンのサルバ・キール(Salva Kiir)大統領と反乱軍指導者リヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領は9日、エチオピアで会談を行い、ほぼ5か月におよぶ内戦の終結を誓い、停戦協定に署名した。

 東アフリカ地域の準地域機構で平和と安定の促進などを行う政府間開発機構(Inter-Governmental Authority on DevelopmentIGAD)の仲裁責任者、セイヨム・メスフィン(Seyoum Mesfin)氏は、キール大統領とマシャール前副大統領が「戦争を終結する」合意文書に署名したと述べた。2人は握手を交わし、共に祈り、「24時間以内にあらゆる敵対行為を停止する」ことに合意したという。

 軍服から背広に着替えたマシャール前副大統領は、記者団に対し、「この日を迎えられて嬉しい」と述べた。

 この合意により、双方は今年1月に署名されて以来、反故同然の停戦に再び取り組むことになる。

 一方、アフリカ連合(African Union)平和・安全保障委員会のSmail Chergui委員は、停戦合意の調印は歓迎するが、「調印が行われても、現況を鑑みると、南スーダンの平和回復は容易ではない」と述べた。(c)AFP/Justine BOULO