【5月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で暫定監督としてチームの指揮を執るライアン・ギグス(Ryan Giggs)が5日、自身が試合に出場する可能性を除外していないことを明らかにした。

 ユナイテッドでは、デビッド・モイーズ(David Moyes)前監督の後任として、オランダ代表のルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督の指揮官就任が数日以内に発表されるとみられており、6日に行われるハル・シティ(Hull City)戦は、ギグス暫定政権のホーム最終戦になる。

 ギグスとユナイテッドの選手にとってハル・シティ戦は、ふがいない結果に終わった今シーズンを本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で償うことができる最後の機会となっている。

 来季からイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)移籍が決まっているネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)は、本拠地でプレーする最後の機会となり、今季限りで契約が切れるリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)とパトリス・エヴラ(Patrice Evra)にもその可能性がある。

 そして、選手またはコーチとしてファン・ハール監督の構想に入っているかどうか分からないギグスにとっても、ユナイテッドファンの前に姿をみせる最後の機会になるかもしれない。

 選手兼暫定監督を務めるギグスは、「もちろん、私が試合に出場して決勝点を挙げることが理想的な展開で、全員が喜ぶと思うが、かならずしもそうなるとは限らない。当日の状況で判断することになるだろう」と語った。(c)AFP