【5月6日 AFP】米州機構(Organization of American StatesOAS)の選挙監視団は5日、4日に投開票が行われた中米パナマの大統領選は「成功裏に行われた」が、「見過ごせない問題」もあるとして、至急対応すべきだと発表した。

 選挙では約39パーセントの得票を集めたフアン・カルロス・バレラ(Juan Carlos Varela)副大統領が、リカルド・マルティネリ(Ricardo Martinelli)大統領の後継者とされたホセ・ドミンゴ・アリアス(Jose Domingo Arias)前住宅相らを破った。

 OAS選挙監視団は声明で、行政機関が目に見える形で投票に介入したほか、寄付が無制限で個人的な寄付が監視されていないなど選挙資金の規制がほとんどなく、マルティネリ大統領の与党が公金を選挙運動に使用したことで選挙が「著しく不公平な条件で」行われたと指摘した。(c)AFP