クリザンが大番狂わせでツアー通算2勝目、BMWオープン
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【5月5日 AFP】男子テニス、BMWオープン(BMW Open 2014)は4日、シングルス決勝が行われ、予選から出場したマーティン・クリザン(Martin Klizan、スロバキア)が2-6、 6-1、 6-2で第1シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)を相手に番狂わせを演じ、ツアー通算2勝目を挙げた。
世界ランキング111位のクリザンは、第1セットを落としたものの、その後は立ち直りをみせ、昨季のベット・アット・ホーム・オープン(bet-at-home Open-German Tennis Championships 2013、ハンブルク)とメルセデス・カップ(MercedesCup 2013、シュツットガルト)に続き、ドイツ開催大会3連勝を狙った世界ランク13位のフォニーニから逆転勝利を収めた。
24歳のクリザンは、2回戦で第3シードのミハイル・ユーズニー(Mikhail Youzhny、ロシア)を破ったあと、3日の準決勝では昨季覇者で第2シードのトミー・ハース(Tommy Haas、ドイツ)を下す快進撃をみせ、2012年のサンクトペテルブルク・オープン(St. Petersburg Open 2012)以来のツアー優勝を果たした。
この日の決勝では、クリザンが腹痛のためコートチェンジのたびに苦悩の表情を浮かべていた一方、フォニーニも第3セットで治療を受けるなど、低調なプレーが目立った。
第1セットを失ったクリザンだが、第2セットでは落ち着きを取り戻して4-1とリードすると、第3セットは3-0と圧倒し、その後2ゲームを取り返したフォニーニに対してサービスゲームを確実に制し、優勝賞金7万7315ユーロ(約1100万円)と新車のスポーツカーを手に入れた。(c)AFP