【5月4日 AFP】ボクシング、WBA・WBC世界ウェルター級王座統一戦12回戦は3日、米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で行われ、フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)は判定の末2-0(117-111、116-112、114-114)でマルコス・マイダナ(Marcos Maidana、アルゼンチン)を下して連勝記録を46に伸ばし、統一王座を獲得した。

 積極的な戦いぶりで全てを出し切ったマイダナを相手に、メイウェザーは試合前に予想されていたKO勝利を収めることはできなかった。

 初の防衛戦に臨んだマイダナだったが、戦績を35勝4敗としている。

 ここ最近の多くの対戦でメイウェザーの戦いぶりがつまらないとされる中、マイダナの王者を容赦なく追いかけ、向こうを張ろうとする気持ちが試合を素晴らしいものにした。

 マイダナは221本のパンチを浴びせ、サウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)やここ最近メイウェザーと対戦したどのボクサーよりもパンチを繰り出した。

 観客の一部はマイダナが白星を挙げるのに十分だったと考えたのか、判定が出た際には応援席からブーイングが聞かれた。(c)AFP