【5月1日 AFP】映画『ロジャー・ラビット(Who Framed Roger Rabbit)』や『長く熱い週末(The Long Good Friday)』などへの出演で知られる英国の俳優ボブ・ホスキンス(Bob Hoskins)さんが4月29日夜、肺炎のため入院先の病院で亡くなった。71歳。家族が30日、発表した。

 ロンドン(London)出身のホスキンスさんは、背が低くがっしりした体格としわがれ声が特徴。英国のギャング映画で脚光を浴びた後、ハリウッド映画で個性派俳優として長年にわたり活躍したが、パーキンソン病と診断され、2012年に俳優業を引退していた。

 1986年公開の映画『モナリザ(Mona Lisa)』では犯罪歴のある男を演じてゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)主演男優賞を受賞。アカデミー賞(Academy Awards)にもノミネートされた。

 スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督の『フック(Hook)』で船乗りのスミー(Smee)を演じたほか、『恋する人魚たち(Mermaids)』ではシェール(Cher)さん、ウィノナ・ライダー(Winona Ryder)さんと共演。

 オリバー・ストーン(Oliver Stone)監督の『ニクソン(Nixon)』では米連邦捜査局(Federal Bureau of InvestigationFBI)の初代長官、J・エドガー・フーバー(J. Edgar Hoover)役で出演。2006年のゴールデン・グローブ賞では、ジュディ・デンチ(udi Dench)さんと共演した『ヘンダーソン夫人の贈り物(Mrs Henderson Presents)』で助演男優賞にノミネートされた。

 最後の作品となったのは、「トワイライト(Twilight)」シリーズで知られるクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)さん主演の『スノーホワイト(Snow White and the Huntsman)』で、7人の小人の一人を演じた。(c)AFP/Alice RITCHIE