■凶と出たエトーの投入

 追加点が欲しいチェルシーだが、後半最初に決定機を作ったのはアトレティコだった。しかし、チェルシーのGKマーク・シュワルツァー(Mark Schwarzer)は、アルダのハーフボレーを見事にセーブすると、ティアゴの低めのシュートも難なく防いだ。

 対するアトレティコも、ジョン・テリー(John Terry)のヘディングに、チェルシーから期限付き移籍で加入している守護神クルトワが好セーブをみせ、モウリーニョ監督は流れを変えるべく、アシュリー・コール(Ashley Cole)に代えてサミュエル・エトー(Samuel Eto’o)を投入。

 カメルーン代表ストライカーのエトーを入れることで、攻撃陣の強化を狙ったチェルシーだったが、皮肉にもエトーの存在感を示したのは、反対側のゴール前でのことだった。

 ニコラ・リッツォーリ(Nicola Rizzoli)主審は、アスピリクエタがトゥランに対するファウルを犯したというアトレティコのPKの主張を退けていたが、ボールを巧みに操りエトーをかわそうとしたコスタが倒されると、今度はPKを言い渡した。

 コスタは、ボールを置く際に手間取りイエローカードを提示されたが、これを枠内の左上にしっかり収め、チームの2得点目を挙げた。

 同点を目指すチェルシーは、ウィリアンのFKからダビド・ルイス(David Luiz)が頭で合わせるが、これがポストにう弾かれると、アトレティコは後半27分、アルダがクロスバー直撃のヘディングから自身でリバウンドを押し込み、チームの勝利を確実なものにした。(c)AFP/Tom WILLIAMS