■前半は一進一退の攻防

 一進一退の攻防となったこの試合で、前半36分にチェルシーが主導権を握った。

 右サイドで行き詰まったウィリアン(Willian Borges da Silva)からボールを受けたセサル・アスピリクエタ(Cesar Azpilicueta)が低いクロスをあげると、トーレスがこれに反応し、蹴り込んだボールはマリオ・スアレス(Mario Suarez)に当って軌道を変えて、GKのティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)の脇を抜けた。

 かつては、ビセンテ・カルデロン・スタジアム(Vicente Calderon Stadium)の花形だったトーレスは、古巣アトレティコに対する謝罪の気持ちを込めて両手を宙に広げたが、スタンフォード・ブリッジに訪れた観客は惜しげもなく拍手を送った。

 チェルシーの先制弾で、最近の公式戦7試合で唯一のゴールを許したアトレティコは、すぐさま反撃を開始する。

 元チェルシー所属のティアゴ(Tiago Mendes)がゴール前に浮き球のパスを送ると、右サイドバックのファンフラン(Juan Francisco Torres Belen 'Juanfran')がダイレクトで折り返し、ディフェンスの間を縫ったボールを受けたロペスがこれを押し込んだ。