オーナーの人種差別発言で渦中のクリッパーズ、ウォリアーズに惨敗
このニュースをシェア
【4月28日 AFP】13-14NBAは27日、プレーオフ1回戦(7回戦制)が各地で行われ、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)は97-118でゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)に惨敗を喫した。
物議を醸したオーナーの人種差別発言で窮地に立たされているクリッパーズにとって、この試合はプレーオフ史上最悪の敗戦の1つとなった。
一方、ウォリアーズはステフェン・カリー(Stephen Curry)が全33得点のうち試合開始後8分30秒の間に17得点を挙げるなど、本拠地でクリッパーズを圧倒し、ロサンゼルス(Los Angeles)で行われる29日の第5戦を前に対戦成績を2勝2敗の五分に戻した。
アンドレ・イグダーラ(Andre Iguodala)が22得点を記録したウォリアーズに対して、クリッパーズもベンチスタートのジャマール・クロフォード(Jamal Crawford)がチームハイとなる26得点、ブレイク・グリフィン(Blake Griffin)が21得点の活躍をみせた。
また、16得点を記録したクリス・ポール(Chris Paul)は、試合前に練習用のユニホームをコートの真ん中に放り投げたり、赤色のシャツを裏返しに来てチーム名とロゴが見えないようにしたりするなど、無言の抗議をみせた。
ポールは、「みんなで話し合うべきことがあっただけた」とコメントし、「試合には何の影響もなかった」と続けた。
しかし、多くの人間が試合の結果よりも注目したのは、クリッパーズのドナルド・スターリング(Donald Sterling)オーナーが、黒人にチームの試合を観戦してほしくないという趣旨の発言をした録音テープが26日に公開されたあとの余波だった。