■ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp、ドイツ)

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)で大きな成功を収めている、46歳のカリスマ性あふれる指揮官。

 躍動感のある勤勉なチームを作り上げ、2011年と12年にはリーグ連覇を達成し、昨季はチャンピオンズリーグ決勝にも進出した。しかし、今季はすでにバイエルンにリーグ優勝を決められ、大差の2位に甘んじている。

 クロップ監督は、FCバルセロナの監督候補としても名前が挙がっている。

■ディエゴ・シメオネ(Diego Simeone、アルゼンチン)

 現在はスペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico Madrid)の監督として印象的な仕事ぶりを見せている。

 シメオネ監督の下で、チームは今季の欧州チャンピオンズリーグ準決勝に進出し、さらにリーグ戦でも首位に立って、これまでレアル・マドリード(Real Madrid)とFCバルセロナの一騎打ちだった覇権争いに割り込んでいる。

 元アルゼンチン代表のMFでもあるシメオネ監督は、1998年のW杯フランス大会の決勝トーナメント1回戦で、イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)を退場に追い込み、代表を敗退に追いやったことで、イングランドでもその名をよく知られている。