南スーダンに崩壊の危機、反乱軍との戦闘激化
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ICGは、周辺国が国連平和維持軍とは別に軍隊を送ろうとしていることを指摘し、「この紛争は、南スーダンをさらなる分断の危機に陥らせ、周辺国も巻き込んでいる」と警告している。
隣国ウガンダは、南スーダン政府を支援するために兵士と戦闘機を派遣した。 一方、南スーダン政府のマイケル・マクエイ(Michael Makuei)情報放送相は、「スーダンからの部隊」がマシャール派を支援していると非難したが、スーダン政府が介入しているとまでは言わなかった。
「これは地域的な紛争になるだろう」。マシャール氏はAFPとのインタビューで、重々しくもこう予測した。
スーダンの紛争地域ダルフール(Darfur)で対立する勢力もまた、南スーダンでそれぞれ政府軍と反乱軍の側について戦闘に加わっていると非難されている。
「最悪な事態はこれからだ」。国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)の南スーダン担当責任者、ジョナサン・ビーチ(Jonathan Veitch)氏は先週こう語り、紛争が終わらないかぎり「子どもたちの間で、この地がいまだかつて経験したことがない規模の栄養失調が起きる」と警告した。(c)AFP/Jenny VAUGHAN