南東アナトリア輸出業者組合(Southeast Anatolia Exporters Union)によると、トルコにおけるピスタチオの輸出量および輸出額は、2010年の4010トン・5000万ドル(約51億円)から昨年には6800トン・8000万ドル(約82億円)まで増加し、うちガジアンテプだけで昨年4000トンを輸出したという。

 新都市の開発は、まず55ヘクタールほどの小規模な区画で試験プロジェクトが実施され、もし成功すれば、全区域で開発に乗り出す。

 ピスタチオの殻の新たな可能性について最初に指摘したのは、フランスの環境土木会社Burgeap社だった。同社は昨年、ピスタチオがこの地方に最も適したエネルギー源だと指摘する報告書を発表し、同地方の暖房に使用されるエネルギーの最大60%を、再生可能エネルギーによってまかなうことができると指摘した。

 このプロジェクトは現在、当局からの許可が下りるのを待っている状態だという。

 グレック氏は日程こそ明かさなかったものの、自治体の高官たちが合意に達し、土地の所有者たちの同意が得られれば、「すぐに」開発がスタートする予定だと述べた。(c)AFP/Fulya OZERKAN