【4月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、19日のサンダーランド(Sunderland AFC)戦で1-2で敗れ、リーグでのホーム戦で初の敗戦を喫し、試合後に審判団を腹立たしげにあざ笑った。

 モウリーニョ監督はリーグでのホーム戦の78試合目で初黒星を喫し、チェルシーは消化試合が一試合多い中で首位リバプール(Liverpool FC)との勝ち点差を2のままとした。

 本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)での試合終了直後、モウリーニョ監督は英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し、「言いたいことが四つある。そして、申し訳ないが、これ以上質問しても私は全く同じようにそれを繰り返すだけだ」と語った。

「私のチームにおめでとう。彼らは持っているもの、持っていないものを出してくれたからね。サンダーランドにおめでとう。彼らは勝利したからね」

 決勝点につながるPKを与えたマイク・ディーン(Mike Dean)主審に対しては「マイク・ディーンにおめでとう。素晴らしいパフォーマンスだったからね」と述べた。

「そしてマイク・ライリー(Mike Riley、プレミアリーグの審判機構、プロフェッショナル・ゲーム・マッチ・オフィシャルズ(Professional Game Match Officials)のマネジャー)におめでとう。審判達はリーグ戦が進む中で、素晴らしい仕事ぶりをみせたからね」

「そして、全員におめでとう。これ以上話すことはない。残念ながら」

 PKの場面の後には、チェルシーのルイ・ファリア(Rui Faria)アシスタントコーチがディーン主審を非難し、モウリーニョ監督に抑えられる場面もあった。

 今シーズン、モウリーニョ監督は二度審判ともめ事を起こしており、3月のアストン・ビラ(Aston Villa)戦では退席処分を受け、その後罰金と警告を受けた。また、昨年9月のカーディフ・シティ(Cardiff City)戦でも退席処分で罰金を科されている。(c)AFP/Ian WINROW