■プーチン大統領、質問に驚いたそぶり

 スノーデン元職員はプーチン氏に対し「ロシアは、数百万人の個人の通信を、何らかの方法で傍受、保存または分析していますか?」などと英語で質問。

 プーチン氏はやや驚いた様子で、この質問を予期していなかったようなそぶりを見せた。

 司会者はプーチン氏がこの質問を理解したという前提で話を進めようとしたが、イヤホンから通訳の音声が流れなかったらしいプーチン氏が「米国の英語は少し違うね」と言ったため、司会者は手元の資料からロシア語に通訳した。

 これを受けてプーチン氏が、「ミスター・スノーデン、あなたは情報機関の元職員ですね。私も情報機関にはいささか関係がありました。ですからプロフェッショナルな言葉を使って話すことにしましょう」と語ると、聴衆から喝采が起きた。プーチン氏は旧ソ連時代に国家保安委員会(KGB)の職員として旧東独で5年間過ごし、1999年に首相に就任する前に短期間ながらKGBの後継機関である連邦保安局(FSB)長官を務めた経歴がある。

 プーチン氏は、ロシアでは通話の盗聴やインターネットでの情報収集活動は法律によって厳しい制約の下で行われており、実施には裁判所の許可が必要だと強調。米国で行われていたような「大規模な盗聴」は不可能な仕組みになっていると答えた。(c)AFP/Anna MALPAS