FIFAは当初、昨年12月31日までに全12のスタジアムの準備を完了させるよう求めていた。

 しかし、同スタジアムでは昨年11月にクレーンが倒れて作業員2人が死亡すると、3月にも1人が死亡する事故が起き、安全が確保されるまでの建設作業が中断となる影響が出た。ブラジルW杯のスタジアム建設ではほかにも北部マナウス(Manaus)で3人、首都ブラジリア(Brasilia)で1人と合計7人が死亡している。

 アレーナ・デ・サンパウロは、5月17日に初のテストマッチとなるコリンチャンスとフィゲイレンセ(Figueirense FC)の一戦を前に、防火テストに合格しなければならない。また、4月中には小規模なイベントも開催される予定となっている。サンチェス氏によれば、総工費は当初の予定より14~18パーセント上がり9億2000万~9億5000万レアル(約420億円~435億円)となったという。

 同スタジアムに加え、クリチバ(Curitiba)、クイアバ(Cuiaba)、ポルトアレグレ(Porto Alegre)の会場についても、仕上げの作業が必要となっているという。

 クリチバのスタジアムについてFIFAは、2月に一度は会場から除外する考えを示したが、作業員が新たに投入されたことで建設作業のスピードが上がったため会場として残すことが決まった。(c)AFP