■アサド大統領、「政府軍優勢」と発表

 この前日アサド大統領は、2011年3月に始まり15万人以上の死者を出したこの内戦で、政府軍が優勢を握りつつあると発表した。同国では6月に大統領選が予定されており、アサド氏は再選を目指し立候補するとみられている。

■シリア内戦取材中の死者30人超に

 ヒズボラ系のテレビ局アルマナル(Al-Manar)は、政府軍による同地の奪還作戦展開中に、同局の取材スタッフ3人が「武装集団」により射殺されたと伝え、哀悼の意を表した。

 3人はマアルーラの中で、まだ政府軍が掌握していなかった地域に近付いた時に銃撃されたという。現地にいた複数のジャーナリストが報じた。これにより、シリア内戦を取材中に死亡した報道関係者数は30人を超えた。国境なき記者団(Reporters Without Borders)はシリアを取材者にとって世界で最も危険な紛争地帯と位置付けている。(c)AFP