【4月14日 AFP】ナイジェリアの首都アブジャ(Abuja)近郊のバス停で14日朝の通勤時間帯に2回の爆発が起き、警察当局によると71人が死亡、124人が負傷した。

 現地時間午前6時45分(日本時間午後2時45分)ごろに爆発が起きたのは、アブジャ南郊5キロにあるニャニャ(Nyanya)のバス停で、朝の通勤客で混雑する中、大型バスを中心に車両約30台が破壊された。

 警察の広報担当フランク・エムバ(Frank Mba)氏が現場で記者らに語ったところによると、合計71人が死亡、124人が負傷し、アブジャ周辺の病院で治療を受けているという。

 国家危機管理庁の捜索救助チーム責任者によると、爆発はバス停内にあった車両から発生したが、正確な原因はつかめていない。これまでのところ犯行声明の発表もないが、2009年以来、同国北部および中部で数千人を殺害してきたとされるイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」による犯行が疑われている。ボコ・ハラムは過去に首都を襲撃したこともあり、11年には国連ビルで車を爆破させ、26人が死亡した。(c)AFP