12日に起きた一連の襲撃事件は、ロシアがクリミア(Crimea)半島を併合するに至った経緯と非常に良く似ていることから、ウクライナと西側諸国の指導者たちに不安をもたらしている。米国のサマンサ・パワー(Samantha Power)国連大使は、これら事件が「ロシア政府の関与を示す兆候」を有していると指摘した。

 目出し帽をかぶった武装集団のメンバーらは、国家治安機関の精鋭部隊がしばしば用いる特別なアサルトライフルや照準器を装備しており、その多くは、3月上旬にクリミア半島を制圧した部隊が着ていたものと似た迷彩服を着ていた。武装集団はまた、軍隊のような正確性と結束力を持って動いていた。

 トゥルチノフ大統領代行は国民に向けたテレビ演説で、「ロシアがクリミアの筋書きをウクライナ東部で繰り返すことは許さない」と表明。「ウクライナに対しロシアが仕掛けている戦争で、血が流された」と述べ、治安当局が「ウクライナ軍を含む全面的な反テロ作戦の開始を決定した」と発表した。

 ロシア外務省は直ちに反論し、ウクライナの暫定政権が「自国民に対して戦争を仕掛けている」と非難。国連安全保障理事会(UN Security Council)に対し、ウクライナの武力行使への即時対処を要求した。(c)AFP/Yavgen SAVILOV and Dmitry ZAKS in Kiev