シューマッハ氏に「わずかな回復の兆候」、広報女性
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【4月14日 AFP】昨年12月のスキー事故で頭部に重傷を負い、昏睡状態から徐々に回復しつつある元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の容体について、同氏の広報担当者は13日、「わずかな回復の兆候がみられる」と発表した。
シューマッハ氏の広報担当、ザビーネ・ケーム(Sabine Kehm)氏は独テレビ局ARDに対し、「短時間ながら意識を示すことがあり、わずかな回復の兆候がみられます」と述べた。
「目を覚ましたり、意識が戻る瞬間があります。そのことに私たちは喜びを感じ、大きな勇気をもらっています」
「もちろん、私は医師ではありませんが、目覚めている時と意識がある時の区別がつくようになりました。後者の意味するところは、彼が周囲とやりとりする能力があるということです」
「ご家族に考慮して詳細は明らかにできませんが、ミハエルを治療しているこの分野の専門家である医師団の能力に全幅の信頼を置いています」
ケーム氏は、シューマッハ氏とのやりとりについて「非常に限定的な条件下」であることを強調し、さらに脳の損傷状態からすると「今後について医学的診断はできない」とつけ加えた。
シューマッハ氏は昨年12月29日、息子や友人らと訪れていたフランスのリゾート地メリベル(Meribel)で、スキー事故により重傷を負い、グルノーブル(Grenoble)にある病院で人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれている。
ケーム氏は、ファンから激励や応援が殺到していることについて、レーシングドライバーであるシューマッハ氏の家族が感激していることを述べる一方で、特にドイツ各紙をはじめとする絶え間ないメディアの憶測に心を痛めていることを明かした。
事故以来、ほぼ毎日のようにグルノーブルにいるケーム氏は、「ご家族が最も怒りを感じているのは、メディアがミハエルの治療担当でもない医師の話を引用し、そこから根も葉もない話を組み立てることです」と話し、「外部の人間がコメントすることは問題がありますし、私たちが望まないにもかかわらず、事実を明確にしなければならなくなってしまいます」と続けた。(c)AFP/Ryland JAMES