元F1ドクター、シューマッハ氏初期治療での「過失」を指摘
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【3月27日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の元チーフドクター、ゲイリー・ハートスタイン(Gary Hartstein)氏は26日、スキー中の事故で重傷を負ったミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の治療について、初期段階での「重大な過失」が容態を悪化させた可能性があるとして、回復の見込みが日を追うごとに下がっている状況を指摘した。
2012年までF1の医療団代表を務めたハートスタイン氏は自身のブログで、「多くの場合で信頼のおける情報筋からの話によれば」ドイツ人ドライバーのシューマッハ氏が受けた初期治療には、問題があったようだと語っている。
「初期対応において、重大な判断ミスがあったことは確かだと思う・・・これらの間違いは、ミハエルの容態を悪化させた可能性がある(恐らくそうだろう)」
その後、ハートスタイン氏は自身のツイッター(Twitter)で、同氏は「いい加減な」応急処置に言及したのであって、F1総合優勝通算7回を誇るシューマッハ氏が入院しているグルノーブル大学病院(Centre Hospital du Grenoble)について指摘をしたのではないと釈明している。
ハートスタイン氏は、今週のマレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2014)開幕に先駆け、次のようなメッセージをブログに投稿した。
「時間が経つごとに、ミハエルが劇的に回復する可能性はどんどん低くなっている・・・」
(c)AFP