■紀元2世紀までさかのぼる可能性

 だが今回、米ハーバード大学(Harvard University)などの研究チームは、同文書のパピルスとインクを科学的に分析し、同文書が古代のものであると発表した。

 ハーバード大学神学大学院(Harvard Divinity School)は、声明の中で「近代の偽造(「捏造」)の証拠は何も発見されなかった」と述べている。

 また研究結果によると、手のひらほどの大きさの紙片は6世紀~9世紀のものとみられ、もしかすると紀元2世紀までさかのぼる可能性があるという。

 パピルス文書の放射性炭素年代測定とインクのマイクロラマン分光分析は、ハーバード大、米コロンビア大(Columbia University)、米マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of TechnologyMIT)の専門家チームが実施した。

 論文は、「研究チームは、GJW(キリストの妻の福音書、Gospel of Jesus' Wife)紙片とヨハネの福音書の紙片とを比較し、化学組成と酸化パターンが古いパピルスと一致するとの結論を下した」と述べており、「最新の研究はこのように、GJWのパピルスとインクが古代のものであるという結論を支持している」とした。(c)AFP