【4月10日 Relaxnews】2014年の最も注目すべき旅行先はトルコ最大の都市イスタンブール(Istanbul)だとの結果が、大手旅行情報サイト「トリップアドバイザー(TripAdvisor)」の口コミ情報から明らかになった。

 トリップアドバイザーの「ベストデスティネーション(観光地)トップ25-世界」は、世界のホテルやアトラクション、レストランなどについてサイトに寄せられた数百万に上る口コミの数や評価を集計・参照して導き出したもの。昨年11位だったイスタンブールは今年、仏パリ(Paris)から1位の座を奪い、一気にトップに上り詰めた。

 一方、この1年というもの良くない評判がつきまとったパリは、7位まで順位を落とした。パリでは昨年、中国人観光客グループが到着直後に窃盗被害に遭い、治安の悪化をめぐって世界のメディアの注目を集めてしまった。これを受けてパリ市は、市内の飲食店経営者やタクシー運転手、小売店販売員にマナー向上を呼び掛け「対応が無礼だ」とのイメージの払拭に務めている。

 今年のランキングでは、昨年から順位を17位上げて4位にランクインした中国・北京(Beijing)も存在感を見せた。また、アジア5都市がトップ25に名を連ね、ベトナムのハノイ(Hanoi)は初登場で8位につけた。

 トリップアドバイザーが選ぶ2014年の注目すべき旅行先トップ10は、以下の通り。(カッコ内の数字は前年からの推移)

1位 トルコ・イスタンブール (+11)
2位 イタリア・ローマ(Rome) (+2)
3位 英国・ロンドン(London) (0)
4位 中国・北京 (+17)
5位 チェコ・プラハ(Prague) (+4)
6位 モロッコ・マラケシュ(Marrakech) (+13)
7位 フランス・パリ (-6)
8位 ベトナム・ハノイ (新)
9位 カンボジア・シエムレアプ(Siem Reap) (+14)
10位 中国・上海(Shanghai) (+12)

(c)Relaxnews/AFPBB News