ドルトムントのサポーターは、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)で行われた昨季のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)準決勝第1戦で、4-1とレアルを下した再現を願っていた。

 その試合でロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が全4得点を挙げ、最終的にはドルトムントが勝ち抜けを決めたが、この日の試合でレアルを苦しめたのはロイスだった。

 前半17分、ルカシュ・ピズチェク(Lukasz Piszczek)のハンドでPKを与えたドルトムントだったが、GKロマン・ヴァイデンフェラー(Roman Weidenfeller)がディ・マリアのシュートをセーブし、望みをつないだ。

 するとその7分後、ペペ(Pepe)がGKに向けた頭でのバックパスをロイスが素早く奪うと、カシージャスをかわして無人のゴールにシュートを流し込んだ。

 さらにホームのドルトムントはレアルにプレッシャーをかけ続け、同37分には再びレアルのずさんな守備を突き、ロイスがアシエル・イジャラメンディ(Asier Illarramendi)のバックパスを奪い取った。パスを受けたレバンドフスキのシュートはポストを叩いたが、その跳ね返りをロイスが押し込み、2点のリードを奪った。

 予想だにせず、セーブされたPK以外のチャンスを作れなかったレアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、負傷でベンチ入りしていたクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を温存した。イジャラメンディに代えてイスコ(Isco Alarcon)を投入すると、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)やカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がゴールを脅かした。

 一方のドルトムントは、2試合合計3-3に持ち込む大きなチャンスを手にしたが、ヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)がカシージャスをかわしながらもシュートをポストに当てると、その直後のシュートもGKの正面を突き、大逆転の夢にはわずかに届かなかった。(c)AFP/Ryland JAMES