■試合の均衡を打破したシュールレ

 得点を必要としていたチェルシーは、ハムストリングの負傷で3試合を欠場していたサミュエル・エトー(Samuel Eto'o)を先発起用したが、前半18分にエデン・アザール(Eden Hazard)が負傷により交代を余儀なくされた。

 しかし、チェルシーはPSGへの圧力を徐々に強め、フランク・ランパード(Frank Lampard)の直接FKはPSGのGKサルバトーレ・シリグ(Salvatore Sirigu)の好守に阻まれたものの、その直後に試合の均衡を破った。

 ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(Branislav Ivanovic)の右サイドからのロングスローを、ダビド・ルイス(David Luiz)が背中で流すと、アザールに代わって途中出場したシュールレがボレーで合わせ、シリグから先制点を奪った。

 後半に入るとチェルシーの攻撃はさらに勢いを増し、ウィリアン(Willian Borges da Silva)の折り返しからシュールレの放ったシュートと、オスカルの直接FKは惜しくもバーをたたいた。

 一方、PSGはブラン監督がマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)に代えてヨハン・カバイェ(Yohan Cabaye)を投入すると立ち直りをみせ、エセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)とエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)が得点機を作ったが、チェルシーのGKペトル・チェフ(Petr Cech)の牙城を崩すことはできなかった。

 そして迎えた後半42分、チェルシーはセサル・アスピリクエタ(Cesar Azpilicueta)の放ったシュートがペナルティーエリア内にこぼれると、いち早く反応したバがマクスウェルに競り勝ち、決勝点を挙げた。

 PSGは後半ロスタイムにマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")が得点チャンスを作ったが、チェルシーの守護神チェフがゴールマウスを守り抜き、準決勝進出を決めた。(c)AFP