■「ジェノサイドの共犯」と非難

 フランスは大虐殺が起きた当時、フツ人主導の民族主義政権と同盟関係にあった。

 カガメ大統領は、仏週刊誌ジュンヌ・アフリック(Jeune Afrique)とのインタビューで、「ジェノサイドの政治的な準備にベルギーとフランスが直接的な役割を果たした」と非難。さらに、フランス軍の兵士たちが当時、フツ人が大多数を占めていたルワンダ軍の訓練を支援していた上、殺人者らの逃亡を助けたとして、ジェノサイドの共犯者であり「関係者」だと語った。

 また同大統領は、6日に放送された仏テレビ局フランス24(France 24)とのインタビューでも、「常に延々と人々を糾弾しようと思っているわけではない」が、ただ「歴史上の事実」を列挙しているだけだと述べた。

 フランスはこれまでルワンダ側の主張を繰り返し否定し、当時のフランス軍の部隊は民間人の保護に努めていたと強調している。(c)AFP