【4月7日 AFP】ボクシング、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦が6日、東京・大田区総合体育館で行われ、挑戦者の同級4位井上尚弥(Naoya Inoue)が王者アドリアン・エルナンデス(Adrian Hernandez、メキシコ)を6回TKOで下し、わずかプロ6戦目にして王座を獲得した。

 10日に21歳の誕生日を迎える井上は、序盤から攻勢に出ると、6回には王者の顔面を右ストレートでとらえた。レフェリーは2分54秒で井上のTKO勝ちを宣告した。

 「怪物」のニックネームを持つ井上は、2012年10月のプロデビュー以降6連勝を飾った。日本人ボクサーでは、6戦目での世界タイトル奪取は最速となった。

 試合後に井上は、「小さい頃からの夢を絶対にかなえようと思って戦った。途中苦しい場面もあった。プロになってからは初めてだったけど、本当に楽しかった。もっと大きな夢に向かって頑張っていきたい」とコメントした。 (c)AFP