【4月2日 Relaxnews】「環境に優しい観光」と聞いて、すぐに思い浮かぶのはベトナム、ケニア、カメルーンなどかもしれない。しかし、エコツーリズム推進の動きが盛り上がりを見せる中、新たな旅行先が注目を集めている。最近、人気を集めている旅行先を紹介する。

■ドバイ(Dubai)、アラブ首長国連邦(UAE)
 その豪華さと過剰なイメージとはうらはらに、エコツアーの新たな目的地として、米誌ナショナル・ジオグラフィック(National Geographic)でも取り上げられている。持続可能な観光に興味のある旅行者は、現地ガイドと共にドバイの自然保護区を訪れたり砂漠へ​​日帰り旅行したりすることができる。

■ケララ(Kerala)、インド
 インド南西部のケララ州には何十もの国立公園、野生生物保護区、生物圏保護区、その他複数の保護区がある。この地域では「神の国(God's own country)」というスローガンを掲げ、経済発展の持続可能かつ責任ある形として、観光業に投資している。

■ブータン
 南アジアのブータンでは、地元の習慣と自然を尊重することは国の大事として、政府主導で推進されてきた。ブータンのエコツアーの大半は、高額な旅行の部類に入り、富裕層の旅行者をターゲットにしている。これには理由がある。旅行者は、ヒマラヤの東、インドと中国の間に位置する陸地に囲まれたブータンの自然環境の保全のため、1日あたり250ドル(約2万6000円)の税金を支払わなければならない。

■ミャンマー
 国外からの観光に徐々に開放されつつあるミャンマー。環境を意識した旅行者のために、地元住民と交流できる特別な機会を提供している。チャイントン(Kengtung)からのハイキングの途中、有名な「黄金の三角地帯(Golden Triangle)」でパラウン(Palaung)、アカ(Akha)、ラフ(Lahu)、リス(Lisu)、クン(Khun)民族の村人と交流することができる。

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