【4月2日 AFP】南アフリカの沿海都市ポートエリザベス(Port Elizabeth)で先月31日、現金自動預払機(ATM)の中に入った状態で見つかった男2人が逮捕された。地元警察が発表した。

 18歳と20歳の2人は同日未明、同市のガソリンスタンドに設置されたATMの画面の後ろ側の部分に入り込んでいるところを発見された。警察は、2人が現金を盗もうとしてATMに入り込んだとみている。

 南アフリカでは2000年代初めにATM爆破事件が相次いだため、現在では大型で独立型のATMを設置するのが一般的になっている。

 警察関係者はAFPに対し、「午前3時51分ごろ、警報が鳴ったため警官らが現場に急行した」と説明した。周辺を見回った後に「その場を立ち去ろうとしたところ、ATM内部で何かが動いているのに気付いた。慎重に調べたところ、中に男2人がいるのが分かった」という。

 その後、男2人は故意による器物損壊で逮捕・起訴された。今月1日に出廷する際には、さらに罪状が追加される見込みだ。

 男らはねじ回しなどの道具を使い、ブースの中に設置されたATMをこじ開けて中に入ったとみられている。爆発物は使用されておらず、ATMの中にあった現金はそのまま残されていた。(c)AFP