【4月1日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するGKビクトル・バルデス(Victor Valdes)は31日、右膝の手術を受けて7か月戦線離脱となり、今季の残り試合とブラジルW杯(2014 World Cup)出場は絶望的となった。

 バルセロナは声明で、「ビクトル・バルデスは31日、ドイツのアウクスブルク(Augsburg)の病院で前十字靱帯断裂の手術を受けた」と発表した。

「執刀医師団は、右膝の内側半月板を切開した。手術は満足な結果に終わった。全治7か月と診断された」

 32歳のバルデスは今年6月に迫るW杯で、リーグ戦でレギュラーの座を失っていたレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するスペイン代表の主将イケル・カシージャス(Iker Casillas)を押しのけ、同代表の守護神候補とされてきた。

 しかしながら、カシージャスや、イタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)に所属するホセ・マヌエル・レイナ(Jose Manuel Reina)に加え、イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のダビド・デ・ヘア(David de Gea)が控えとして招集されるとみられる。

 6月にバルセロナとの契約が満了となるバルデスは、今季終了をもって退団する意向を表明しており、負傷退場となったあとチームが3-0で勝利した26日のセルタ(Celta de Vigo)戦が、同クラブでの最後の試合となる見込みとなった。

 バルデスは、マンチェスター・シティ(Manchester City)やフランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)など多くのクラブとの噂があるが、来季はどのクラブでプレーするかは公式には明らかにしていない。(c)AFP