【3月31日 Relaxnews】ホテルのミニバーやルームサービスが廃止されつつある中、昔ながらの新聞無料サービスも、枕元に置かれたミントのように、時代遅れなものになるかもしれない──。

 高級ホテルグループのシャングリ・ラ（Shangri-La）は、これまでの紙の新聞の代わりに、デジタルの新聞サービスを提供する計画を発表した。

 シャングリ・ラはデジタル新聞配信サービスの「PressReader」と提携し、宿泊客にスマートフォンやタブレットなどで、2500のローカル紙から国際紙、雑誌までアクセスできるサービスを提供する予定だ。

 このサービスはモバイル機器のアプリとしてホテル内のWi-Fiを介してアクセス可能で、これまでの紙の新聞は宿泊客からの要求に応じて提供するという。

 この動きは、環境に配慮した戦略として打ち出された。時代遅れとなったアメニティーの見直しをホテルの経営者らが進める中、他のホテルでも採用される可能性が高い。(c)Relaxnews/AFPBB News