■日本サッカーの飛躍を願う大仁会長

 2022年のW杯招致に落選した日本だが、2002年には隣国の韓国と共催でW杯を開催した経験がある。

 日本は、開催国となった2002年と2010年南アフリカ大会(2010 World Cup)で決勝トーナメントに進出しているが、大仁会長は今年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でチームが準々決勝進出を果たし、新たな一歩を踏み出すことを願っている。

 東京のJFA本部で大仁会長は、「前回よりもいい結果を期待している」と話した。

「南アフリカではベスト16入りを果たした。今回は準々決勝に進んでほしい」

「最終的にはそれができれば最高だが、まずはグループステージを勝ち抜かなければいけない。厳しいグループなので、突破が第1の目標ということになる」

 マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の香川真司(Shinji Kagawa)、ACミラン(AC Milan)の本田圭佑(Keisuke Honda)、そしてインテル(Inter Milan)の長友佑都(Yuto Nagatomo)を擁する日本は、今年のW杯でアジアの最有望株とみられている。

 日本はグループCでコロンビア、コートジボワール、ギリシャと戦うことになるが、チームを率いるアルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督の今後について、大仁会長はまだ何も決定していないとコメントした。

「監督の今後に関しては何も決まっていない。W杯終了後にすべてを分析し、次のW杯に向けてどういうチームを構築するか考える」

「それが定まれば、どういう監督が必要かもおのずと分かってくる」

 大仁会長はまた、過去6度の開催経験があるクラブW杯(FIFA Club World Cup)と2023年の女子サッカーW杯(FIFA Women's World Cup 2023)も、日本で行いたいという希望を口にしている。