【3月31日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2014)でチェコを率いるヤロスラフ・ナブラチル(Jaroslav Navratil)監督は29日、ヤン・ハジェク(Jan Hajek)が膝を故障したため、東京で行われる準々決勝の日本戦には残りの3人で臨むことを発表した。

 昨年大会王者(Davis Cup 2013)のチェコは、ルカシュ・ロソル(Lukas Rosol)、ラデク・ステパネク(Radek Stepanek)、そしてイリ・ベセリ(Jiri Vesely)の3人で、4日からの準々決勝を戦うことになる。

 ナブラチル監督は、「東京への移動、そして選手たちの練習プログラムのことを考えて、新たな選手を入れることはやめた。しかし、われわれはこのチームで勝つことができる」とコメントした。

 国内ランク1位のトマス・ベルディハ(Tomas Berdych)が準々決勝欠場を表明してから、チェコはデビス杯3年連続の準決勝進出と、大会3連覇というチェコの目標達成は厳しいものになっている。

 この結果、チェコは世界ランク38位のロソルと同49位のステパネクがシングルスとダブルスの両方に出場し、ベセリが補欠の役割を務める可能性が高い。

 一方、これまでデビス杯での優勝経験がない日本は、主力の錦織圭(Kei Nishikori)が左足の付け根の負傷でソニー・オープン2014(Sony Open 2014)準決勝を棄権したこともあり、4日の試合に不安が残る状況になっている。(c)AFP